正しい知識と予防法で自分が感染被害者にも加害者にもならないよう注意しましょう
感染経路
飛沫感染
間接接触
菌やウィルスが付着した物を触ることで手に付着、その手で食べ物を持ったり目をこすったりして感染することを間接接触といいます。
こまめに消毒・除菌をするように言われているのはこの感染を防ぐためであり、飛沫感染と同様に感染経路のメインとなっています。
エアロゾル感染
今回の新型コロナでも「感染の可能性は否定できない」のがこのエアロゾル感染です。
エアロゾルとは体液(唾など)がごく小さい塊(5㎛以下)で空気中に漂うことを指し、大きな塊(5㎛以上)で飛ぶことは飛沫と分類されます。
要はすんごく小さくて軽い唾の塊が、空気中に長く漂うことで人が吸い込みやすくなる。
その唾の塊を吸ってしまうから感染する、ということです。
しかし、厚労省はあくまでエアロゾル感染は「可能性がある」とはしながらもメインの感染経路ではない。との見解を示していて、ただ警戒はしておこうということで
・換気をして密閉空間を作らないようにしまよう、密閉空間には行かないようにしましょう
と注意を促しているのです。
感染しないために
3密を避ける
3密とは 密閉・密集・密接 をまとめた言葉で、上記で説明した 飛沫感染 間接感染 エアロゾル感染 を防ぐための方策です
換気が全くできない密閉された部屋に多人数が入ることはそうそうないと思いますが、部屋の中にいる人数に対して換気量が十分でない場所はあると思います。
大事なのは換気をしているかしていないか?ということではなく、「十分な換気ができているか?」に注目するとよいでしょう。
こまめな手洗い・うがい
間接接触を防ぐためには、手やのどに付着した菌・ウィルスを体内に取り込まないようにすることが重要です。
そのためには正しい手洗い・うがいをこまめにして菌やウィルスを除菌・無活性化させましょう。
新型コロナにもハンドソープは有効とされています。
人と接する際はマスクを着用
自身の飛沫(唾)を他の人にかけてしまうリスクを下げるためにも人と接する際はマスクを必ず着用しましょう。
咳・くしゃみをする際に、ティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえるなどの咳エチケットも重要です。
消毒液や除菌剤を用いての消毒・除菌
新型コロナには濃度(80%以上)の条件があるものの、アルコールや次亜塩素酸水といった一般的な除菌剤は効果ありとされています。
どんなにきれいに手を洗ったとしても、家の中にウィルスが付着していたら感染を防ぐことは難しいでしょう。
こまめに消毒や除菌をすることが必要になります。
まとめ
・よく触れるところは消毒液や除菌剤でこまめに消毒・除菌する
何度も言われている通り、この基本の対策が大事で全てです。
しかし、この基本を忠実に守っていても感染リスクは0ではありません。
なぜなら自分が感染していることを知らずに行動してしまう人がいるからです。
新型コロナの怖いところは、感染していても症状が出る人の方が少ないところにあります。
人からウィルスをうつされてしまう被害意識は持っていても、人にうつしてしまう危機意識が低いのが人間です。
あなたの大事な人に「あなた」がうつしてしまわないように、誰もが加害者にも被害者にもなりかねないという意識を持って行動してください。
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6月26日に発表されたNITE(製品技術評価基盤機構)の『新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について』の最終報告において、「新型コロナウイルスに対して有効である」との結論が出されました。