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㊳今日は七草がゆの日です
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1/7は七草がゆの日です。
朝食に食べるという方が多いかもしれませんが
何時に食べるという決まりはありませんので、ぜひ今日作ってみてはいかがでしょうか?
☆七草がゆには意味があります
●お正月のごちそうに疲れた胃腸をいたわる
お粥は消化が良く、胃腸に優しい食べ物です。
軽く塩だけで味付けするので、刺激もほとんどなくあっさりと食べることができるので朝食にピッタリです。
●不足しがちな冬場の野菜を摂って栄養補給をする
昔は冬の生鮮野菜はとても貴重でした。
寒い冬に葉を広げる七草は、栄養補給にピッタリです。
●1年の無病息災を願う
無病息災を祈り、1年間無病息災でいられますようにという願いが込められています。
☆七草の種類
・芹(せり)
せり科の多年草。水辺の山菜で、香りがよく、食欲が増進する。
また、鉄分が多く含まれているので、造血作用が期待できる。
・薺(なずな)
アブラナ科の越年草。別名はペンペン草。江戸時代から人気の食材。
熱を下げ、尿が出やすくなるなどが期待できる。
・御形(ごぎょう)
キク科の越年草。別名は母子草(ははこぐさ)。
風邪予防(咳止め)や解熱、利尿剤として効果がある。
・繁縷(はこべら)
ナデシコ科の越年草。目に良いビタミンAが豊富。
また、比較的たんぱく質が多く含まれており、ミネラルなどの他の栄養も含まれているため、昔から薬草として親しまれている。
・仏の座(ほとけのざ)
キク科の越年草。別名タビラコ。見た目がタンポポに似ていて食物繊維が豊富。
・菘(すずな)
カブの古い呼び名。ビタミンが豊富。ジアスターゼという成分が消化を促進する。
・蘿蔔(すずしろ)
大根の古い呼び名。消化を助け、風邪の予防にもなる。ジアスターゼという成分が消化を促進する。
☆七草がゆのレシピ☆
<材料>(4人分)
・ご飯 お茶碗2杯分
・七草 適量(セットが便利です!)
・ほんだし 小さじ1
・塩 少々
①七草を洗い、塩を入れた熱湯で軽く湯がき、冷水に取って水気を絞る。
1cmに刻んでおく。
②鍋に水を沸騰させ、ほんだしとご飯を入れる。
途中何度もかき混ぜながら弱火で15~20分煮る。
③程よい柔らかさになったら①を加え、ひと煮立ちしたら仕上げに塩で味を調えて出来上がり。
④塩味だけで物足りない場合は、お好みで鮭フレークや梅干しと一緒にお召し上がりください!
しらすをトッピングする場合は、味付けの塩を控えめにするのがおススメです。
お正月は、肉・魚料理やお菓子やおつまみを食べ過ぎることが多いので、
野菜と米だけを味わうシンプルな味付けがとてもよく合い、食生活の偏りを見直す良い機会にもなります。
七草の葉には、体の体調を整えるビタミンやミネラル、食物繊維がたっぷり含まれています。
七草がゆを食べて健康な体と気持ちで1年頑張りましょう!