栄養に関する情報55 湿気で体が重いとき





最近、朝から湿気が高く少し動くだけで暑いですよね。
湿気が高く蒸し暑い日は、体や頭の重だるさ、むくみ、食欲不振、下痢など様々な体の不調を感じやすい時期です。
この時期におススメの食べ物から体を労わりましょう。

 

○発汗作用のある食材
しょうが、香味野菜(パクチー、しそ、ねぎなど)、香辛料など

 

○利尿作用のある食材
もやし、ウリ科の野菜(きゅうり、スイカなど)、豆類、海藻類など

 

○胃腸の機能を高める食材
パセリ、納豆、冬瓜、小豆、黒豆、さくらんぼ、貝類、ハトムギ、とうもろこしのひげ茶など

 

○腸内環境を整える食材
ヨーグルト、海藻類、キムチ、納豆、ぬか漬け、味噌、チーズ

 

○体にこもった余分な熱と湿気を取り除く食材
緑豆、豆腐、きゅうり、セロリ、そばなど

 

○むくみ予防のポイント

・清涼飲料水、お酒はほどほどに
清涼飲料水をたくさん飲むと、体に多くの糖分が溜め込まれて血流が滞ってしまう原因になります。
また、アルコールを大量に摂取することによって血液中のアルコール濃度を下げるために体内に多くの水分が溜まってしまいます。

・調味料は控えめに
塩分を多く含むインスタント食品、スナック菓子、ジャンクフード、加工食品、ラーメンなどとても美味しいですが、
塩分を過剰に摂ると体の中のナトリウム濃度が高くなり、細胞と細胞の間に水分を溜め込もうとするため、
結果血管の外に水分がしみ出てしまい、これがむくみに繋がります。

・体をあたためましょう
暑いときは冷たいものが食べたくなると思いますが、
冷たいものを飲みすぎると血行が悪くなり、老廃物が体の中に溜まってむくみやすくなります。
11~15℃ぐらいの温度で飲むのがおススメです。
緑茶やコーヒーに含まれるカフェインは体を冷やすといわれているので、飲み過ぎないように注意しましょう。

 

 

まだまだ湿気が多い梅雨が続きますが、皆さんの体が少しでも楽になると幸いです。
これからの暑い夏に向けて体調をしっかりと整えましょう。