★栄養に関する情報★ 『簡単おせち料理特集』

管理栄養士の資格を持つ弊社社員が栄養に関する情報をお届けします!!

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  ⑱簡単おせち料理特集1  
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正月料理と言えば「おせち料理」を思い浮かべる方が多いと思います。
最近は手作りする機会が少なくなり、出来上がっているものを購入する方も多いと思いますが、
今年は手作りのおせち料理に挑戦してみませんか?

簡単なレシピばかりなので、ぜひ今年のお正月に作っていただけると嬉しいです。

 

●おせち料理とは

おせち料理は、もとは「お節句(おせっく)」という言葉から来ており、
神様にお供えした後、私達も頂くとその恩恵が受けることが出来ると考えられています。

お重箱に詰められているおせち料理には、一つひとつに意味があり、願いが込められています。

・海老

元気に長生きできますように

 

・伊達巻き

しっかりと勉強ができ、学問が実りますように

 

・くわい

何事も芽が出て出世しますように

 

・れんこん

先の見通しがききますように

 

・黒豆

真面目に働き、健康に暮らすことができますように

 

・栗きんとん

勝負に勝ちますように、お金が豊かになりますように

 

・昆布巻き

いつも喜んで過ごし、長生きできますように

 

・数の子

子宝に恵まれますように

 

・田作り

豊作物が豊かに実りますように

 

・ごぼう

家族がその地にしっかりと根を張り、安泰に暮らすことができますように

 

・ブリ

出世しますように

 

●黒豆

事前に下ごしらえをしていれば定番の黒豆も簡単に作ることができます。
ポイントはゆっくりと冷ますことで、奥まで味が染み込みます!

<材料>(数人分)

・黒豆 250g
・砂糖 250g
・しょうゆ 大さじ2
・水 1600cc~

①たっぷりの水で黒豆を優しく洗い、ザルに上げる。
②鍋に水、砂糖、しょうゆを入れてひと煮立ちさせる。
 熱いうちに①の黒豆を入れて軽くかき混ぜてフタをし、半日から一晩おく。
③鍋を中火にかけ、沸騰寸前に弱火にし、アクをすくい取る。
 クッキングペーパーで落とし蓋をして1時間煮た後、火を止めてしばらく放置する。(1時間程度)
④再度中火にで沸騰寸前で弱火にして1時間煮る。火を止めしばらく置く。
⑤黒豆がお好みの硬さになったら落とし蓋をしたままゆっくり冷ます。(1日程度放置すると味が馴染みます!)

 

●伊達巻き

市販の伊達巻きは甘すぎて苦手。。という方はぜひ試していただきたいレシピです。
本来は魚のすり身を使用しますが、はんぺんで代用することによりより身近なもので作ることができます。
手作りだと甘さの調整ができるので、お好みの甘さと味付けで作ってみてください!

<材料>(4人分)

・はんぺん 1枚(120g)
・卵 5個
◎酒 大さじ1/2
◎みりん 大さじ1
◎砂糖 大さじ2
◎塩 少々
◎しょうゆ 小さじ1
・サラダ油 適量

①ミキサーに卵を割り入れて◎を加え、はんぺんを粗くちぎりながら加える。
②ふたをして滑らかになるまで攪拌する。
③フライパンにサラダ油1/3を入れてペーパータオルで全体に広げ、②の卵液を流し入れる。
④ふたをしてごく弱火で18分ほど焼く。
⑤竹串を中央に刺し、何も付いてこなければ焼き上がり。ふたの上にひっくり返して取り出す。
⑥両端を少し切り落とし、温かいうちに焼き色がついた面を上にして巻きすに置き、切り落とした部分を手前にのせる。
⑦切り落とした部分を芯にしてしっかりと巻く。
⑧巻きすから一旦取り出し、再び巻きすをのせてもう一度しっかりと巻く。
⑨輪ゴム2本で巻きすを固定し、完全に冷めるまでおく。食べやすい厚さに切り分ける。

 

●田作り

小魚を骨ごと食べることができるので、カルシウムが豊富です。
おせちに限らず、日常の献立としてぜひ作っていただきたいメニューです。

<材料>(2人分)

・ゴマメ 40g
◎きび砂糖(砂糖) 大さじ2
◎みりん 大さじ1
◎しょうゆ 大さじ1
◎水 大さじ1
・白ごま 適量

①フライパンに油をひかずにゴマメを入れて弱火で乾煎りする。表面がカリッとしたら火を止める。
②◎を加えて弱火で煮詰める。とろみがついたら火を止めて白ごまをふる。
③クッキングシートの上に②を熱いうちに手早く広げ、冷ましてから器に盛り付ける。

 

●栗きんとん

おせちがあまり得意ではないという方も、栗きんとんは好きという方いらっしゃいますか?
伊達巻きと同様、市販のだと甘すぎると感じる方はぜひ試してみてください。

<材料>(6人分)

・栗甘露 12粒
・さつまいも 400g
・砂糖 1/2カップ
・みりん 大さじ5
・はちみつ 大さじ2
・塩 少々
・くちなしの実 2個

①さつまいもは輪切りにして適当な大きさに切り、水に1時間ぐらい付けてアクを抜く。
②くちなしの実をお茶パックに入れてたたく。(黄色の色素が出やすくなる)
③さつまいもを鍋に移し、かぶるぐらいの水とお茶パックに入ったくちなしの実を入れ、
 さつまいもが柔らかくなるまで茹でる。
④竹串などを刺して柔らかくなったのを確認して水気を切る。
⑤さつまいもの水気を切り、さつまいもを鍋に戻す。半量の砂糖を加え、潰しながら混ぜる。
⑥さつまいものダマがなくなってきたら残りの砂糖、塩、はちみつを加えて弱火にかける。
 練り混ぜながら軽く煮詰める。
⑦火を止めて混ぜる用のくりの甘露を加えて混ぜ合わせる。
⑧バットに広げて冷ます。

 

●大根なます

柚子の皮と絞り汁を一緒に漬け込むことでさっぱりと美味しく仕上がります。
材料を切ってボールで混ぜ合わせるだけなのですぐにできます!
大根の代わりにかぶで作っても美味しいのでオススメです。

<材料>(5~6人分)

・大根 1/2本(中サイズ)
・にんじん 1/2本
・塩 小さじ2
・柚子 1個(小サイズ)
◎酢 大さじ5
◎砂糖 大さじ3

①大根は皮を剥いて5mmの輪切りにし、細く千切りにする。
 にんじんは、皮を剥いて千切りにする。
②ボールに①と塩を加え揉み込み、そのまま10分ぐらい置きます。
③柚子は皮ごと使うので、綺麗に洗い皮を剥いて千切りにする。身は果汁を絞っておく。
④ボールに◎を混ぜ合わせ、②の水気をしっかりと絞って加え、③と一緒に混ぜ合わせる。
⑤器に盛り付けて出来上がり。残ったなますは冷蔵庫で5~6日保存が可能です。

 

●たたきごぼう

たたきごぼうは別名「開きごぼう」という別名があり、開きごぼうから”運が開く”という意味合いがあります。
たたくことで、火を通し
素朴な味がたまらない一品です。

<材料>(4人分)

・ごぼう 1本
◎いりごま 大さじ4
◎しょうゆ 大さじ2
◎みりん 大さじ1.5
◎酢 大さじ1

①ごぼうは洗って土を落とす。土がある程度落ちたら包丁の背の部分で表面をこそげ取る。
②①を鍋に入る長さに切り、太い部分は縦に2~4等分する。包丁の背などで軽くたたいておくと柔らかくなる。
③鍋にたっぷりお湯を沸かし、沸騰したら塩と酢(分量外)を小さじ1程度入れて、切ったごぼうを入れる。
④◎の調味料をボールに混ぜ合わせておく。
⑤③のごぼうが柔らかくなったらザルに上げて横5cm幅に揃えて切る。熱いうちに④に加えてしっかりと混ぜ合わせる。

 

●ぶりの照り焼き

子供から大人までみんな大好きな味です。
タレがよく絡んだこってりとした味付けなので、毎日の作り置きや献立としてもオススメです!

<材料>(2人分)

・ぶり 2切れ
・片栗粉 適量
・ごま油 小さじ1
◎しょうゆ 大さじ1.5
◎みりん 大さじ3

①ぶりは2口大に切り、キッチンペーパーでおさえ余分な水分を除く。
②片栗粉を全体にまぶす。
 ごま油を敷いたフライパンにのせ、ふたをして弱火の中火で2分、裏返して2分焼く。
③◎を加えて絡め、とろっとしたら火を止める。

 

 

 

おせちは、お正月三が日は主婦を家事から解放するという意味を含め、保存の効く食材が中心のものになったと言われています。
また、お正月に火を使うことをできるだけ避ける、という物忌みの意味も含んでいるそうです。

ぜひ今年の年末年始は簡単なおせち料理から料理を始めてみませんか?

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