栄養に関する情報⑳ 花粉症に良い食べ物





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   ⑳花粉症に良い食べ物
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最近、昼間は暖かくなり、徐々に春の訪れを感じられるようになりましたね。
今週の週末はグッと気温が上がりそうな予報です。
暖かくなるのは嬉しいことですが、暖かくなるとまた今年も辛い花粉の季節が始まります。

今年の花粉は、東北南部から関東、東海にかけて例年よりも多く飛散するそうです。
花粉の量は、前年夏の日照時間に影響され、特に6~7月の気象状況や日照時間が翌年の花粉の飛ぶ量に強く影響すると言われています。

花粉症対策としておすすめの食べ物を積極的に摂って辛い時期を乗り越えましょう。

 

☆花粉症にオススメの食品

<乳酸菌を含むもの>

腸内環境を整え、免疫システムを正常にする働きをもつ食品がアレルギー症状を軽減すると言われています。

・乳酸菌飲料
・ヨーグルト
・飲むヨーグルト
・キムチ
・ぬか漬け

 

<食物繊維を含むもの>

水溶性食物繊維は腸内の善玉菌のエサになり、腸内環境を整えると言われています。

・にんじん、れんこんなどの根菜類
・わかめなどの海藻類
・穀類
・大豆

 

<食物繊維とオリゴ糖をバランスよく含むもの>

・きな粉
・ごぼう
・いんげん
・バナナ

 

<EPA、DHAを含むもの>

アレルギーを抑えることができると言われています。

・青魚(イワシ、さば、さんまなど)

 

<ビタミンC、E、βカロテンを含むもの>

ヒスタミンが放出されるのを防いだり粘膜を刺激する作用を抑える効果があると言われています。

・ビタミンC:グレープフルーツ、パプリカ、ブロッコリー
・ビタミンE:アーモンド、オリーブオイル、うなぎ
・βカロテン:ニンジン、かぼちゃ、ほうれん草

 

 

☆花粉症に控えたい食品

<高脂肪のもの>

肉の脂肪である飽和脂肪酸は腸の環境を悪化させ、花粉症や鼻水の原因になると言われています。

・バラ肉
・霜降り肉
・揚げ物全般

 

<砂糖を使った甘いお菓子>

体を冷やし、冷えることによって免疫機能が低下してアレルギー反応がおこりやすいと言われています。

 

<香辛料が含まれる食べ物>

鼻の粘膜にある毛細血管を広げて鼻水の量が増えたり鼻づまりを誘発させると言われています。

 

 

☆花粉症にオススメのレシピ

●れんこんのとろみスープ

すりおろしたれんこんの自然なとろみが美味しいスープです。
花粉症の方はぜひ試していただきたいです!

<材料>(2人分)
・れんこん 3~4㎝
・かいわれ大根 1/2パック
◎コンソメスープの素 大さじ1/2
◎水 400㎖
◎酒 大さじ2
◎塩 少々
◎こしょう 少々

①れんこんの皮を剥き、すりおろす。
 かいわれ大根は根元を切り落とし、長さを3等分に切る。
②鍋にれんこんと◎のスープの材料を入れて強火にかけ、煮立ったら弱火にし、アクを取りながら1~2分煮る。
③とろみがついてきたらかいわれ大根を加え、塩とこしょうで味を調える。

 

●にんじんとほうれんそうのクルミ和え

ビタミンEやβカロテンを多く含む緑黄色野菜のにんじん、ほうれん草、ナッツ類を使った
花粉症の方にオススメの食べ物をふんだんに使ったレシピです!

<材料>(2人分)
・にんじん 100g
・ほうれん草 100g
・しょうゆ 少々
◎くるみ 10g
◎木綿豆腐 70g
◎白みそ 小さじ1/2
◎しょうゆ 小さじ1/2
◎塩 適量
◎ごま油 小さじ1

①にんじんは皮を剥いて厚さ5㎜の斜め切りにし、さらに5㎜幅の棒状に切る。
 木綿豆腐はキッチンペーパーに包み、重しをのせて10分ぐらい水切りする。
②熱湯ににんじんを入れて茹で、柔らかくなったらザルに上げて冷ます。
 続けてほうれん草を茹でて水に取り、荒熱が取れたら水気を絞って長さ4㎝に切る。
③くるみはすり鉢に入れてしっかりすりつぶし、他の◎の材料とよく混ぜ合わせる。
④②のほうれん草はしょうゆを絡めてもう一度水気を切り、にんじんとともに③に加えて器に盛る。

 

●甘酒

飲む点滴と言われている甘酒は免疫力を高めます。
手軽に作ることができ、手作りなので甘さの調整も可能です。
しょうがも入っているので、体の芯から温まります!

<材料>(2人分)
・酒粕 50g
・砂糖 大さじ2
・水 300ml
・しょうが 1/2片分 ※すりおろし

①酒粕は小さくちぎる。鍋に酒粕、砂糖、水を加えて中火にかけ、煮立ったら弱火にして10分ほど煮る。
②ザルなどでこし、すりおろしたしょうがを加えて器に注ぐ。

 

 

毎日の食生活で花粉症に効果のある食べ物を積極的に摂ることによって予防することができます。
辛い花粉症の時期を乗り越えて暖かくなる春の季節を楽しみましょう!